厚生労働省は15日、2020年度の診療報酬改定で新設された「地域医療体制確保加算」(入院初日520点)について、同年7月1日時点で944の医療機関が届け出ていたとするデータを中央社会保険医療協議会・総会に示した。【松村秀士】
この加算は、救急搬送が年2,000件以上あり、医療従事者の労務管理を適切に行っている医療機関が算定できる診療報酬。20年度改定では、医師の働き方改革を進めるための対応が重点課題とされ、目玉の1つとして新たにつくられた。
その届け出数は、病床規模に比例して多いことが既に明らかになっている。厚労省が3月24日の総会に提示したデータでは、20年10月末時点で400床以上の病院の97.4%、「200-399床」の76.6%が届け出済みだった一方、「100-199床」で6.7%、99床以下では2.3%しか届け出ていなかった。詳細な数は示されなかった。
■新設の連携充実加算、560超が届け出済み
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