新型コロナウイルスの感染拡大に伴うオンライン服薬指導の特例の恒久化に向けて、厚生労働省は、対面診療を受けた患者を含め、初回からオンラインで指導を行えるようにする方向でルールの見直しを検討する。見直し案を秋ごろ公表。それへのパブリックコメントを募集し、関連通知などを改正する。【兼松昭夫】
規制改革推進会議の「医療・介護ワーキング・グループ」が10日に開いた会合でそうした方針を明らかにした。
オンライン服薬指導は、医薬品医療機器等法の改正に伴い2020年9月に施行された。現在のルールでは本来、オンライン診療を行った医師が発行する処方箋が対象で、対面診療を受けた患者や、初回の患者には行えない。
しかし、新型コロナの感染拡大を防ぐため、対面診療を受けた患者を含め、薬剤師の判断で初回からの実施を認める特例が20年4月に始まった。オンラインでの服薬指導を患者が希望していることが前提。感染の拡大期に限った措置だが、政府は新型コロナの感染の収束後に特例を恒久化する。
厚労省は、ルールの見直し後
(残り159字 / 全600字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】