東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第61回)が2日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「若年・中年層を中心とした入院患者が急増しており、遅れて若年・中年層の重症患者も急速に増加している」と説明。「重症患者数が極めて高い水準で推移しており、救急医療や予定手術等の通常医療も含めて医療提供体制は深刻な機能不全に陥っている」と指摘している。【新井哉】
コメント・意見では、入院患者数について、前回(8月25日時点)の4,154人から9月1日時点で4,271人と増加傾向にあることを指摘。「8月31日に4,303人と過去最多を更新し、新規陽性者数の減少にもかかわらず増加傾向が続いている。自宅療養中に容体が悪化した新型コロナウイルス感染症の患者の救急搬送、入院受入れが困難になっている」としている。
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