中央社会保険医療協議会・入院医療等の調査・評価分科会は27日、「重症度、医療・看護必要度」などに関する診療情報・指標等作業グループと、DPC作業グループからの中間報告を受けた。また、特定集中治療室管理料、救急医療管理加算、医療資源の少ない地域に配慮した評価、の各状況について議論を進めた。【ライター 設楽幸雄】
「重症度、医療・看護必要度」の中間報告では、必要度IとIIに関する分析で、「Iの該当患者割合は、2019年と20年で大きな差はなく、IIの該当患者割合は19年より20年の方が高い傾向」とした。
該当患者の基準は、必要度の指標A(モニタリングと処置など8項目)、B(寝返りや移乗など患者の状態7項目)、C(手術など医学的状況9項目)に対し、「A2点以上かつB3点以上」「A3点以上」「C1点以上」となっている。
このうち、「A2点+B3点」のみに該当する患者のA項目の該当項目は、必要度Iでは「創傷処置+心電図モニター」「呼吸ケア+心電図モニター」「専門的な治療・処置」「救急搬送」に該当している患者割合が高い傾向となった。
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