日本医療機能評価機構はこのほど、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の「共有すべき事例」を公表した。現病歴や服用中の薬剤を確認して「不適切な販売」を回避した事例を取り上げている。【新井哉】
「共有すべき事例」によると、禁煙補助薬を購入するため30歳代の男性が来局。処方箋による調剤を行っている患者ではなかったため、患者情報に関する記録はなかったが、過去に「ニコチネル パッチ20」を使用したことがあることを聴取した。「ニコチネル パッチ20」を販売する際に、改めて現病歴や服用中の薬剤を確認したところ、2週間前に心筋梗塞を発症し経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を施行されたことと、複数の薬剤(詳細不明)を服用していることが分かった。
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