中央社会保険医療協議会の保険医療材料専門部会は4日、診断や治療用アプリといった「プログラム医療機器」への評価の考え方を明確にするために検討することで合意した。委員からは、医療技術と機器のそれぞれの価値の線引きが課題になるとの意見が出た。こうした指摘も踏まえ、部会では次期保険医療材料制度改革に向けた議論を深める。【松村秀士】
プログラム医療機器は、病気の診断や治療などに使うプログラム。ニコチン依存症の治療のためのアプリが医療機器として2020年12月1日に保険適用され、その後も保険収載される事例が出ている。ただ、これまでの中医協・総会では、「デジタルな部分」について技術料で評価するのか、それとも医療材料で評価するのかの考え方を整理すべきだとの意見が出ていた。
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