東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第48回)が4日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、精神科病院、療養型病院、リハビリテーション病院、有料老人ホーム、通所介護の施設などでクラスターが複数発生していることを指摘。「都は、精神科病院及び療養病床を持つ病院、高齢者施設や障がい者施設の職員を対象に、定期的なスクリーニング検査を行っており、より多くの施設が参加する必要がある」としている。【新井哉】
コメント・意見では、入院患者数について、前回(5月26日時点)の2182人から6月2日時点で1932人と減少したが、「依然として高い値で推移している」と指摘。「医療機関は、限りある病床を転用し、医療従事者の配置転換等により、絶え間なく新型コロナウイルス感染症患者の治療に追われている。現在ではワクチン接種にも人材を充てており、負担が長期化している」と説明している。
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