厚生労働省医政局は5月31日、2020年度「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査」の結果を公表した。自由診療の診療価格では、1点あたり10円を超える診療価格の設定をしていた病院が、19年度調査から増加した。【齋藤栄子】
調査は、全国の病院と京都府・沖縄県の診療所(歯科診療所を含む)を対象とした任意アンケートで、調査A:医療機関における外国人受入体制の把握と、調査B:外国人患者の受入実績の把握の2つを実施した。回収数は、病院Aが4,800、病院Bが4,097、診療所Aが963、診療所Bが727だった。
病院Bでは、10月1日から31日までの外国人患者の受入れ実績は約5割で、このうち都道府県が選出する「外国人患者を受入れる拠点的な医療機関」では、8割以上の受入れがあった。
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