厚生労働省は26日の中央社会保険医療協議会・総会に、次期診療報酬改定に向けた医療経済実態調査に関連して、新型コロナウイルス感染症による医療機関の収入の変化を資料で説明した。2021年2月診療分の総点数は前年同月比▲3.7%、診療種類別では、医科▲3.8%、歯科▲0.1%、調剤▲4.8%となった。医科診療所では、内科▲8.9%、小児科▲17.7%など厳しい状況が続いている。【ライター 設楽幸雄】
総点数は、1月の▲3.9%に比べて減少幅が0.2ポイント縮小した。1月が平日数、土曜日の数とも前年同月と同じだったのに対し、2月は平日数は同じだが、土曜日が1日少なかったことを考えると、実質的な減少幅はより縮小しているとみられる。
2月はコロナ第3波が収束に向かっていた時期であり、その影響によるものと考えられそうだ。
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