厚生労働省は、全ゲノム解析に関する実行計画のロードマップの案を、関連の専門委員会に示した。解析した全ゲノムデータの利活用を進め、患者に成果をいち早く届けるため、産業界とアカデミアで2023年度からフォーラムをそれぞれ発足させると説明。こうした方針に異論は出なかった。委員会では、5月末に開催予定の次の会合での策定を目指す。【松村秀士】
ロードマップ案は、同省が厚生科学審議会の14日の「全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会」で提示した。それによると、産業フォーラムは、製薬企業をはじめとする関連の産業界が設置する組織で、全ゲノム解析等に係るデータ利活用による研究や創薬などを推し進めるために発足させる。
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