費用対効果評価の最初の指定となった2品目のうちCOPD用薬「テリルジー」(グラクソ・スミスクライン)は、価格調整で0.54-0.55%とわずかの引き下げにとどまった。費用対効果が悪く有用性加算の価格調整係数で最低の0.1が適用された部分があったが、該当する患者割合が6.8%にすぎなかった。残りの93.3%の患者に対しては価格据え置きの評価となったためだ。7月1日からの適用。14日の中央社会保険医療協議会・総会で了承された。【ライター 設楽幸雄】
テリルジーの費用対効果評価は、比較対照技術とした「LAMA(長時間作用性抗コリン薬)/LABA(長時間作用型β2刺激薬)/ICS(吸入ステロイド薬)」の3剤併用療法、ICS/LABA、LAMA/LABAの3種について、それぞれ好酸球数で100/μL未満と以上に分け、また、前治療の種類別にも分けた12通りの評価を行った。
そのうち、3通りの区分で「費用増加」(効果は同等)の結果となり、これらに関しては有用性加算に対する価格調整係数0.1が適用された。
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