中央社会保険医療協議会は14日の総会で、新薬11成分17品目を21日付で薬価収載することを了承した。日本イーライリリーの新規片頭痛薬「エムガルティ皮下注」がピーク時予想販売金額173億円で費用対効果評価の対象品目となった。対象患者は最適使用推進ガイドラインで限定され、ピーク時で4.8万人。新薬創出等加算の対象は4成分にとどまった。【ライター 設楽幸雄】
エムガルティは、「片頭痛発作の発症抑制」を効能・効果としている。2018年9月に米国で最初に承認された。カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)拮抗作用を持つ薬剤で、同様の薬理作用を持つ既収載品はないため、原価計算となった。
有用性加算などはなく、新薬創出等加算も該当しないとされた。
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