東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第40回)が8日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、都が精神科病院、療養病床を持つ病院、高齢者施設、障害者施設を対象に定期的な職員のスクリーニング検査を開始したことを説明。「重症化リスクの高い高齢者層への感染を、徹底的に防止する必要がある」などとしている。【新井哉】
コメント・意見では、7日時点の入院患者数について、前回(3月31日時点)の1,466人から1,500人となっていることに触れ、「増加傾向にあり、3月4日以来約1か月ぶりに1,500人台となっている」と指摘。従来株と比較して感染力が強い変異株の感染者が増加していることなどを取り上げ、「現時点では、南アフリカやブラジルで確認された変異株に感染している患者は、その確定前から個室管理が必要とされているため、個室病床が逼迫し始めている」としている。
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