総務省消防庁はこのほど、消防防災科学技術研究推進制度の研究課題(2021年度)について、「救急搬送におけるポータブルエアロゾルシールドの研究」や「感染防止性・夏季における冷却性等に優れた能力を有する感染防止衣の開発」など9件を採択したと発表した。【新井哉】
消防庁によると、「救急搬送におけるポータブルエアロゾルシールドの研究」は、国立大学法人岡山大が代表研究機関、岡山市消防局、泉州南広域消防本部が連携機関となっている。救急隊員は、現場から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者、その疑い患者を搬送する最前線で業務を行うが、気道確保など飛沫やエアロゾルが多く発生する操作をする場合、救急隊員が病原体に暴露する可能性があるため、「救急車に常備でき操作性に富んだ安全な防護器具を開発することを目的とする」と説明している。
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