厚生労働省が26日まとめた「最近の医療費の動向-2020年度11月」によると、20年度の概算医療費4-11月累計は27.7兆円で、対前年同期比▲4.2%となった。診療種類別の伸び率は、入院▲3.6%、入院外▲6.1%、歯科▲2.6%、調剤▲3.3%で、入院外のマイナスが大きく、歯科は小さい。【ライター 設楽幸雄】
20年度概算医療費は、4-9月の上半期は▲5.2%とマイナス幅が大きかったのに対し、下半期は10-11月で▲1.1%と小幅なマイナスとなっている。
下半期は、10月が平日数と土曜日の数が前年同月に比べて1日ずつ多かったために+1.5%とプラスとなったことが影響している。しかし、11月は、平日数が1日少なかったため▲3.8%と落ち込んだ。12月もマイナスが見込まれるため、下半期のマイナス幅はやや拡大していくとみられる。
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