中央社会保険医療協議会の総会に24日報告があった2020年度診療報酬改定の検証結果(同年度の調査分)によると、フォーミュラリ(医薬品の推奨リスト)を「定めている」と246病院の6.1%が答え、「定める予定がある」も13.4%を占めた。フォーミュラリを作成済みか作成予定の病院が全体の2割近くを占めることになり、支払側の委員は医療機関の関心が高まっているとの見方を示した。【兼松昭夫】
また、地域の医療機関や薬局などで共有して運用する「地域フォーミュラリ」が「存在する」か「作成中」と答えたのは、246病院のうち、共に1.2%だった=図=。
検証結果の報告によると、フォーミュラリを「定めている」か「定める予定がある」と答えた病院の病床規模別の割合は、300床台(5病院)が計60.0%(「予定がある」のみ)、200床台(30病院)が計30.0%、100床台(97病院)が計21.7%など。また、薬剤の種類別では、「プロトンポンプ阻害薬(PPI)経口薬」(48病院の計58.4%)が最も高かった。
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