福祉医療機構は9日、2019年度の小規模多機能型居宅介護事業の経営状況について、開設後 1 年以上が経過している902施設(全国の小多機の16.4%※)の分析結果を公表した。経常利益が赤字の施設割合は、18年度より2.1ポイント減の39.7%となり、やや改善したものの引き続き約4割の施設が赤字だった。【齋藤栄子】
※厚生労働省「令和元年介護サービス施設・事業所調査」の19年10月1日現在の小多機は5,502施設
サービス活動収益対サービス活動増減差額比率(サービス活動増減差額比率)は、18年度より0.3ポイント増の3.7%だった。
15年度介護報酬改定で、小多機の定員上限が25人から29人に引き上げられて以降、29人定員の割合は増加している。19年度の定員規模別構成割合を見ると、29人定員が18年度より4.7ポイント増の45.8%で最も多く、次いで25人定員が38.6%の順。
機構ホームページより(以下同様)
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/210309_No013.pdf
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