スマートフォンなどを使い、オンライン診療を計画的に行う医療機関を評価するオンライン診療料が2020年4月に全国で1,385回算定されていたことが厚生労働省の集計で分かった。これは前年同月(131回)の10倍超に当たる。また、新型コロナウイルスの感染拡大で医療機関の受診が困難になったのを受け、特例で認められている「電話等初診料」は4月に2万5,636回算定されていた。【兼松昭夫】
厚労省は、新型コロナの感染拡大の影響を踏まえて特例的な対応を行っている診療報酬の20年4-7月の算定状況を外来・入院関連別に集計し、中央社会保険医療協議会に10日報告した。
それによると、外来関連のうちオンライン診療料の算定は、20年4月が1,385回(前年同月は131回)、5月が1,281回(同137回)と2カ月連続で1,000回を超えた。ただ、6月は760回(同144回)、7月は721回(同141回)に減少した。
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