厚生労働省は5日、2021年度薬価改定を告示した。中間年では初の改定で、医療費への影響として4,300億円の削減を見込んでいる。薬価改定単独の改定であるとして、改定率を公表していないが、医療費は約43兆円であり、医療費ベースでは1%程度の引き下げとなる。【ライター 設楽幸雄】
薬価改定の告示に合わせて厚労省は「薬価基準改定の概要」を公表しており、今回もホームページに掲載しているが、「改定の主な事項」の中で従来記載していた「改定率」の項目が消えている。医療費ベースと薬剤費ベースの改定率を明示していた項目だ。
厚労省は、「中間年改定で、薬価単独の改定のため、改定率は出していない」という。
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