社会保険診療報酬支払基金は22日、アザチオプリンの視神経脊髄炎への使用とミドドリン塩酸塩の起立性調節障害への使用について、審査上認める適応外使用事例として公表した。これを受け厚生労働省は同日の疑義解釈で、アザチオプリンの視神経脊髄炎への投与のための遺伝子多型測定を算定可とした。支払基金は、歯科でも審査上認める114事例を公表した。【ライター 設楽幸雄】
アザチオプリンは免疫抑制作用を有する薬剤で、製品としては、イムラン錠50mg(アスペンジャパン)とアザニン錠50mg(田辺三菱製薬)がある。
承認されている効能・効果は、▽腎移植、肝移植、心移植、胚移植における拒絶反応の抑制▽クローン病の寛解導入及び寛解維持並びに潰瘍性大腸炎の寛解維持▽治療抵抗性のリウマチ疾患▽自己免疫性肝炎-など。
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