福祉医療機構は19日、2019年度の貸付先病院の経営状況について、分析結果を公表した。医業収益対医業利益率(医業利益率)は、前年度と比べて、一般病院が0.6ポイント減の1.2%、療養型病院が0.5ポイント増の5.7%、精神科病院が1.2ポイント減の1.7%だった。いずれの病院類型でも、19年10月の消費税増税に伴う報酬改定などを受けて、患者1人1日当たり入院診療収益が増加した。【齋藤栄子】
同機構は毎年、貸付先から提出された財務諸表データを用いて病院の経営状況を分析・報告している。19年度は、一般病院702、療養型病院375、精神科病院230の施設を集計した。赤字割合は、一般病院では41.3%で、前年度から4.7ポイント増=資料=。療養型病院は3.2ポイント減の20.8%、精神科病院は0.7ポイント減の27.0%だった。
資料
福祉医療機構ホームページより(https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/210219_No009.pdf)
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