厚生労働省は12日の地域医療構想ワーキンググループで、2021年度以降の病床機能報告の実施に関する論点として、「診療実績の報告」は、これまでの1カ月分(6月診療分)でなく、「1年分の月別の診療実績を病棟別」に行うなどを提案した。論点は了承され、次回以降、具体的な内容の議論を進める。実績報告の通年化自体は、すでに決定されていた。【ライター 設楽幸雄】
病床機能報告の診療実績報告では、これまで、報告年度の6月診療分の1カ月分のみを対象に、レセプト情報に基づく報告を求めてきた。
しかし、19年2月のWGで、病床機能の分化・連携に向けた議論をさらに深めていくためには、手術の診療実績が重要となり、その場合、1カ月分だけでは季節変動の要因が影響することが懸念されるため、21年度の病床機能報告から、診療実績報告を通年化する(報告前年度の4-3月)方針が了承されていた。
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