医療法人の事務長を務めるCBメディカルの高井克敏医療・福祉コンサルティング部長は1月21日、オンラインセミナー(CBホールディングス主催)で「医療法人のコロナ禍でのコストカット術」について講演した。高井部長は薬剤師で元製薬会社のMRという経験を生かし、病院の事務長としてコスト削減を推進。
「黒船が来た」と病院職員から恐れられながらも、東海地方の医療法人で、2020年4-10月の法人累計経費を前年同期比3270万円減(30.1%減)というコストカットに成功した実績を持つ。【井上千子】
オンラインセミナーを⾒逃した⽅へ、アーカイブ 配信中︕
「前年比30%減!現役事務長によるコロナ禍のコスト削減術」
詳細・お申し込み⽅法は、以下をクリック。
https://www.cbnews.jp/seminar/entry/20210125123723
■法人利益のため「過去のお付き合いはゼロ」に
コスト削減の手始めとして、領収書・請求書チェックを高井部長は勧める。
ある病院で高井部長が領収書・請求書チェックをしていたところ、「ある1社から医療器具や工事代金など大量の請求書が届いていることに気付いた」という。
その1社とは院内の工事や備品購入の代行をする「御用聞き業者」であったが、代金に加え、多額の仲介料も上乗せされていたという。高井部長はメリットが薄い業者との付き合いはゼロにし、メーカーから直接買い取るよう推進。非常灯改修工事では約6割の経費削減ができたという。
■お付き合いしたい業者の選定ポイント
また、医療法人で大量購入をする医薬品や医療機器、空調設備などの購入先業者を選ぶポイントを挙げた。
(残り304字 / 全1000字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】