厚生労働省は1日、第22回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。「入院者数は減少がみられるが、重症者数、死亡者数は引き続き過去最多の水準」と指摘。新型コロナウイルス感染症の診療と通常の医療との両立が困難な状況が続いていることに触れ、「救急対応への影響が見られる事例などが生じているほか、病床の逼迫により入院・療養等調整中となる事例も依然として多数見られている」と説明している。【新井哉】
厚労省によると、1月27日時点の全国の入院者数は1万4,417人で、1週間前と比べて307人減っている。全国の受入確保病床数に対する割合は51.7%で、都道府県別では、福岡(84.5%)が最も高く、以下は、沖縄(78.5%)、兵庫(77.5%)、東京(73.3%)、三重(70%)、大阪(68.2%)、埼玉(67.8%)、千葉と愛知(共に65.2%)などの順だった。
(残り292字 / 全692字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】