中央社会保険医療協議会の医療技術評価分科会は1日、2022年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価の方法や進め方を了承した。基本的には前回の20年度改定と同様だが、関係学会からの医療技術評価提案書の様式について、診療ガイドラインでの当該医療技術の位置付けを明記する欄を新たに設けるなど一部変更する。厚生労働省は近く、こうした内容を中医協・総会へ報告するとともに、2月中旬から提案書の受け付けを開始。6月上旬に締め切る。【松村秀士】
提案書の様式が変わる点は5つ。具体的には、▽当該医療技術が用いられることが想定される診療科を選択する欄▽関係学会の「診療ガイドライン」での当該医療技術の位置付けなどを明記する欄▽当該技術によって予想される影響額に関する備考欄▽参考文献に関して雑誌名などを記載する欄-を新設。また、減点や削除が可能と考えられる医療技術について、その対象となる患者に現在行われている医療技術も含め、記載を求めるよう見直す。
■8月末までに承認見込みの薬剤や機器も評価対象
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