テクノエイド協会は1月29日、2021年度の「介護ロボット全国フォーラム」を開催した。介護ロボットや福祉用具の開発促進や普及活動に取り組む同協会が毎年、先駆的な取り組み事例などを紹介している。厚生労働省の担当者は、同省の事業進捗やロボット・ICTの活用を進めるための介護報酬改定項目と補助金の拡充について説明した。【吉木ちひろ】
フォーラムはオンラインで開催され、開発メーカーや介護事業の関係者約560人が聴講した。
厚労省からは老健局高齢者支援課の齋藤良太課長が、近年の重点施策を説明した。同省では、25年以降に迎える本格的な現役世代の減少を視野に、「介護現場革新会議」がまとめた基本方針(介護現場における業務の洗い出しや専門職などが担う業務の仕分け、元気高齢者の活用、ロボット・センサーやICTの活用、介護業界のイメージ改善など)に沿って、介護現場の生産性向上や人材確保策を進めている。
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