東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第29回)が21日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、入院患者数が約3,000人と非常に高い水準で推移していることを取り上げ、「医療提供体制の逼迫は長期化し、通常の救急医療等も含めて危機的状況が続いている」との見解を示している。【新井哉】
コメント・意見では、20日時点の入院患者数について、前回(13日時点)の3,266人から2,893人になったなどと説明。新型コロナウイルス感染症患者のための病床は、患者が退院した後、次の患者がすぐに入院する状況が続いているとし、「医療機関の受け入れ体制を確保するためには、実効性のある感染拡大防止対策を行い、新規陽性者数を大幅に減少させることが最も重要である」としている。
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