厚生労働省は12日、保険医療機関や保険医、保険薬剤師などに対する指導・監査の2019年度の結果を発表した。保険医療機関の指定取り消しは医科7件、歯科11件、薬局3件で合計21件、保険医などの登録取り消しは医師6人、歯科医師9人、薬剤師0人で合計15人、指導を含む返還金総額は108億7,355万円だった。取り消し処分の原因は、架空請求や付増請求、振替請求、二重請求などの不正請求がほとんどを占める。【ライター 設楽幸雄】
19年度の指導は、保険医療機関などに対する個別指導が医科、歯科、薬局の合計で4,715件、新規個別指導が5,711件、集団的個別指導が1万3,158件だった。個別指導は18年度まで増加を続けていたが19年度はやや減少、新規個別指導は15年度の6,495件から減少が続き、集団的個別指導は横ばい状態が続いている。
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