【株式会社ジャパンコンサルタント アンド メディカルサービス代表取締役 森清光】
昨年から続く新型コロナウイルス感染症の拡大により、静かな年明けとなりましたが、新年早々に首都圏で緊急事態宣言が発出されるなど、幸先の悪いスタートを切りました。
日本医師会や東京都医師会などが各所で医療危機を伝えているものの、政府側との意識の隔たりが大きく、後手に回った対策に医療界全体がいら立ちを募らせています。東京都医師会の尾崎治夫会長も、感染拡大による受診抑制が続いた後のポストコロナ時代に、今まで進んできた予防医療が後退することなどへの懸念を年頭所感で示されています。
参照「東京都医師会ホームページ」
■21年の病院経営方針について
全く予測できない新型コロナウイルス感染症の動向から、2020年度の計画通りに進んでいる病院はほとんどない状況です。本年は感染症が早期に収まる可能性は低く、感染者数の増減を繰り返す状況がしばらく続くと考えて、事業計画を進めていく必要があります。
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