厚生労働省は6日、第20回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価などを公表した。首都圏、中部圏、関西圏では多数の新規感染者が発生しており、入院者数、重症者数、死亡者数の増加傾向が続いていることを説明。「入院調整が難しい中で、高齢者施設等でのクラスターの発生に伴い、施設内で入院の待機を余儀なくされるケースも生じている」と指摘している。【新井哉】
厚労省によると、2020年12月30日時点の全国の入院者数は1万1,585人で、1週間前と比べて1,115人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は42.1%で、都道府県別では、兵庫(67.3%)が最も高く、以下は、奈良(67.0%)、大阪(66.0%)、埼玉(63.6%)、愛知(63.5%)、東京(61.4%)、福岡(60.9%)、群馬、広島(共に55.2%)、滋賀(52.6%)などの順だった。
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