いったん医療機関に収容された患者の症状悪化などに伴い、他の医療機関に搬送するために救急車が出動する「転院搬送」の件数が10年連続で増えたことが、総務省消防庁が公表した「救急・救助の現況」(2019年)で分かった。消防庁は「転院搬送件数は過去の経年推移をみると、増加傾向にある」としている。【新井哉】
「救急・救助の現況」によると、19年の転院搬送件数は55万2,175件で、前年よりも1万149件増えた。19年の救急車による救急出動件数(663万9,767件)のうち転院搬送が8.3%を占めている。
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