医師として診療を行いながらハザマ薬局を運営する「ファルメディコ」の狭間研至社長は23日、オンラインセミナー(CBホールディングス主催)で薬局経営者に対し、患者と医師双方から選ばれる薬局になるため、「FAF」を実現する体制づくりに取り組むよう呼び掛けた。
「FAF」とは、▽服用状況や効果・副作用の「Follow(フォロー)」▽薬の効果・副作用を薬学知識に基づき評価する「Assessment(アセスメント)」▽薬剤情報や処方提案など医師への「Feedback(フィードバック)」-の頭文字をとった言葉。【井上千子】
狭間社長は現状、薬局薬剤師は調剤技術や服薬指導、薬歴記載といった「薬を渡すまで」の業務に注力していると指摘。医薬品医療機器等法(薬機法)改正や調剤報酬改定により今後、薬理学、薬物動態学、製剤学といった専門性に加え、薬剤師の個性が求められる「FAF」の業務に比重が移るとの見通しを示した。
狭間社長はFAFの推進で薬剤師の専門性と個性が発揮されれば、「患者、医師双方から選ばれる薬局につながる」と述べた。
またFAF実現のため、薬局経営者が取り組むべき業務改革として3点を挙げ、狭間社長の15年間の薬局経営で得た実体験を基に解説をした。
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