東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第23回)が10日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、1日から7日までの1週間の入院患者数について「1,800人を超える非常に高い水準まで増加しており、医療提供体制が逼迫し始めている」と指摘。「入院患者の急増に伴い、新型コロナウイルス感染症患者のための医療と、通常の医療との両立が困難な状況になりつつある」との見解を示している。【新井哉】
コメント・意見では、9日時点の入院患者数について、前回(2日時点)の1,629人から1,820人となったことに触れ、「緊急事態宣言解除後の最も多かった8月11日の1,710人を超えた」と指摘。また、新型コロナウイルス感染症患者のための病床を確保するため、医療機関は通常の医療を行っている病床を、新型コロナウイルス感染症患者用に転用していることも取り上げている。
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