政府の経済財政諮問会議が4日開かれ、サントリーホールディングスの新浪剛史社長ら民間議員は、一人当たり医療費の地域格差を縮小させるための取り組みが十分に進んでいないとして、加速を求めた。地域医療構想の実現を医療費適正化計画の「必須目標」に設定するなどの具体策を挙げ、政府が年末に改訂する「経済・財政一体改革」の改革工程表に具体策を反映させるべきだとしている。【兼松昭夫】
病床数が多い地域では、入院期間が長引く傾向があることが分かっており、民間議員らは、一人当たり医療費の格差の大きな原因は入院医療費にあるとみている。そのため、各都道府県が作った地域医療構想の実現や、後発医薬品の使用割合などを医療費適正化計画の必須目標に設定し、目標達成への都道府県へのインセンティブを強化することを提案した。
(残り241字 / 全586字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】