厚生労働省は24日、第15回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価などを公表した。入院者数、重症者数の増加が続いていることを取り上げ、「予定された手術や救急の受入等の制限、病床を確保するための転院、診療科の全く異なる医師が新型コロナウイルスの診療をせざるを得なくなるような事例も見られている」と指摘。病床や人員の増加も簡単には見込めない中で、各地で新型コロナの診療と通常の医療との両立が困難になり始めているとの見解を示している。【新井哉】
厚労省によると、18日時点の全国の入院者数は5,951人で、1週間前と比べて1,434人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は22.1%で、都道府県別では、兵庫(44.3%)が最も高く、以下は、大阪(40.6%)、北海道(38.3%)、沖縄(35.3%)、愛知(33.3%)、東京、埼玉(共に32.8%)、奈良(28.5%)、岡山(26.3%)などの順だった。
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