社会保障審議会・介護給付費分科会で、サービスごとの報酬や基準を巡る議論が大詰めを迎えている。16日のテーマとなった通所・訪問リハビリテーションの両サービスでは、厚生労働省から、「リハビリテーションマネジメント加算」の区分を整理し、新たな算定要件としてVISIT・CHASEへのデータ提供について、必須項目を定める方針が示された。また、通所リハ(デイケア)の基本報酬については、月単位で算定する基本報酬体系を新設し、現行の仕組みと希望する方を選べる「選択制」を導入する案も検討された。【吉木ちひろ】
16日の検討で厚労省が新たに示したのが、デイケアの基本報酬体系で、月単位で算定を行う枠組みのもの。介護老人保健施設(老健)の基本報酬のように、リハビリテーションの機能や事業所の体制などに応じて「強化型」「加算型」「通常型」(いずれも仮称)の3つに区分する。包括的な評価による報酬体系を導入することで、利用者の「心身機能」「活動」「参加」にバランス良く働き掛けるサービス提供を促す=資料上段=。
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