厚生労働省は10月30日に開かれた第19回障害福祉サービス等報酬改定検討チームのオンライン会議で、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの推進に関する論点案と検討の方向性を示した。可能な限り早期の地域移行支援を推進する観点から、「入院後1年以内に退院・退所する場合については、更に加算で評価してはどうか」と提案した。【新井哉】
この日の会議で、厚労省は、「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」(2014年3月7日厚労省告示第65号)の基本的な方向性として、「入院期間が長期化した場合、精神障害者の社会復帰が難しくなる傾向があることを踏まえ、入院期間が1年未満で退院できるよう、精神障害者の退院に向けた取組を行いつつ、必要な医療を提供するための体制を確保する」と示されていることを取り上げた。
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