厚生労働省が23日に公表した厚生労働白書(2020年版)の第2部の「医療関連イノベーションの推進」の章の「データヘルス改革の推進」では、前年の白書では取り上げていなかったオンライン資格確認の記載を新たに加えたほか、マイナポータル、ゲノム医療、AI活用などの記載を充実させた。【井上千子、新井哉】
■マイナンバーカードによる資格確認でシステム改修支援
白書では、オンライン資格確認の導入を盛り込んだ健康保険法などの一部改正法が19年の通常国会で成立したことに触れ、マイナンバーカードによる資格確認を21年3月から開始するため、「システム構築や医療機関等のシステム改修の支援などを進める」といった方向性を示している。
また、社会保険診療報酬支払基金が、当分の間、医療機関等が行うオンライン資格確認の実施に必要な物品の調達・提供の業務を行えるようにするための規定を盛り込んだ、社会福祉法などの一部改正案を20年の通常国会に提出したことも取り上げている。
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