厚生労働省は19日の事務連絡で、季節性インフルエンザの流行期に向け、新型コロナウイルス感染症の患者とインフルエンザ患者の状況を把握するための試行的なサーベイランスを開始することとし、参加する自治体の募集を開始した。定点医療機関の協力を得て、週ごとにインフルエンザの年齢別・性別患者数と新型コロナの年齢別患者数の報告を求め、それを基に、発熱などで受診した患者について、検査前の段階で、季節性インフルエンザと新型コロナの確率がどの程度であるかを評価する。【ライター 設楽幸雄】
季節性インフルエンザの流行期に入ると、発熱などで医療機関を受診する患者が増加するが、その中で、実際のインフルエンザ患者、新型コロナウイルス感染症患者がどの程度であるかは、現時点では不明だ。
しかし、各地域で適切に検査を実施するためには、それぞれの患者数がどの程度になるかという流行状況を推測することが重要になる。
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