全日本医学生自治会連合(医学連)が全国の医学生らを対象に行ったアンケートによると、通っている大学と異なる県外の就職先を希望する医学生は、大学と同じ県内の就職先希望の医学生と比べ就職活動への不安が大きいことが明らかになった。新型コロナウイルスの感染拡大から県外移動を禁じている大学もあり、医学連は病院見学など学生の就職活動が制限されている影響が考えられるとしている。【井上千子】
アンケートは8月10日から9月末にかけて、インターネットで実施。就職活動に関する調査では、大学のカリキュラムとして「臨床実習」と回答した学生238人を対象にアンケートを行った。
それによると、「大学と就職先が同じ都道府県にある(県内)」と答えたのは91人(38%)、「大学と就職先が別の都道府県にある(県外)」は126人(53%)で、「まだ決まっていない」が21人(9%)だった。
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