田村憲久厚生労働相は、平井卓也IT政策担当相、河野太郎行政改革担当相との申し合わせで、「安全性と信頼性をベースに、初診も含めたオンライン診療を原則解禁する」ことで合意したことを明らかにした。また、電話ではなく、「映像があることを原則」とする。「安全性と信頼性の確保のためにどのようなことが必要か」については、今後、詳細を詰める。9日の閣議後記者会見で話した。【ライター 設楽幸雄】
オンライン診療の恒久化は、菅義偉首相が出席して開催した7日の規制改革推進会議の議長・座長会合で、新型コロナウイルス感染症拡大防止と新たな生活様式に向けた規制改革の課題に位置付けられ、「時限的に実施されている措置についても、恒久化を行う」との方針が示されていた。
会議の中で菅首相は、特に、オンライン診療・服薬指導について、デジタル時代に最大限活用を図るべきものとして、改革を進めるよう指示した。
3大臣の会合は、翌8日に開かれ、「初診も含めたオンライン診療の原則解禁」で合意した。
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