厚生労働省は、今冬のインフルエンザ流行期に備えた発熱患者の外来診療・検査体制確保事業の概要を公表した。都道府県から指定を受けた医療機関が、専用の診察室を設けて発熱患者らの受け入れ体制を整備した場合に必要な経費を補助する事業で、地域の医療機関での診療・検査体制を充実させて感染症対策を強化するのが目的。【松村秀士】
この事業は、都道府県から指定を受けた「診療・検査医療機関」(仮称)が、専用の診察室を設けたにもかかわらず、実際の発熱患者らの受診が少なかった場合に、所定のルールによって経費に関する補助金を受けられるようにするもの。専用の診察室での診療・検査に関しては、他の患者と時間的・空間的に分離し、プレハブや簡易テント、駐車場などで診療する場合なども含まれる。
■算定方法を明示
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