厚生労働省は21日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.375)を公表した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、X線造影剤の「イオパミドール」(イオパミロン注300など)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している。【新井哉】
イオパミドールを巡っては、7月の添付文書改訂で、「重大な副作用」の項に「造影剤脳症」を追記していた。直近約2年11カ月(2017年4月-20年2月)の副作用報告で因果関係が否定できない造影剤脳症関連症例が5例(死亡はなし)あった。過去1年間の推定使用患者数は約220万人。
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