厚生労働省は19日の社会保障審議会・介護給付費分科会で、居宅介護支援(ケアマネジメント)についての議論を求めた。地域における多様な資源の活用などケアマネジメントへの期待は高いが、収支差率のマイナスが続いていることなどから、2018年度の介護報酬改定に続き、基本報酬のさらなる引き上げを求める意見が多数出た。【齋藤栄子】
高齢化の進展によりケアマネジメントの利用者数が年々増加する中で、18年度改定では、▽医療と介護の連携の強化▽末期の悪性腫瘍の利用者に対するケアマネジメント▽質の高いケアマネジメントの推進▽公正中立なケアマネジメントの確保-などの項目を改定し、基本報酬の引き上げを行った。しかし、19年度の「介護事業経営概況調査」の結果では、改善傾向が見られるものの、収支差率はマイナス0.1%と依然、赤字基調が続いている=資料1=。
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