厚生労働省と米ファイザーは31日、ファイザーが独ビオンテックと開発中のSARS-CoV-2に対するmRNAワクチン候補BNT162について、開発に成功し規制当局の承認が得られた場合に、2021年6月末までに6,000万人分(1億2,000万回分)のワクチンの供給を日本が受けることで基本合意に至ったと発表した。【ライター 設楽幸雄】
厚労省と米ファイザーがそれぞれに発表した。厚労省は、今回は供給量などの基本的な事項に関しての合意であり、最終契約に向けて速やかに協議を進めるとしている。
厚労省は、英アストラゼネカが開発中のワクチンについても日本への供給に関する交渉を始めていたが、合意に至ったのはファイザーが第1号となった。
米ファイザーは、BNT162ではBNT162b1とBNT162b2の2つのワクチン候補がすでに米FDAから迅速審査の指定を受けているが、FDAとの協議によりBNT162b2をワクチン候補として、第2/第3相試験を開始することを27日に発表していた。
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