財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、財政健全化に関する提言(春の建議)の取りまとめを見送ることを決めた。これに代わって、「会長談話」を2日に公表。社会保障に関しては、給付と負担の「アンバランス」を見直すなど、制度改革を着実に進める必要があるとの考えを示した。【松村秀士】
財政審の担当者は、2021年度予算編成への提言(秋の建議)について、「新型コロナの今後の感染拡大の状況にもよるが、現時点では取りまとめる予定だ」と話している。
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