日本看護協会(日看協)は6月30日、2020年度の重点政策を公表した。新型コロナウイルス感染症による看護職の不足と確保の困難さを受けて、未就業者を含めた全ての看護職の資格情報を管理・活用する基盤の構築に取り組む方針だ。【齋藤栄子】
日看協は、20年度の重点政策として、(1)看護基礎教育制度改革の推進(2)地域包括ケアにおける看護提供体制の構築(3)看護職の働き方改革の推進(4)看護職の役割拡大の推進と人材育成(5)看護職の資格の管理・活用基盤の構築-の5つを掲げた。
「看護職の資格の管理・活用基盤の構築」では、増大する国民の医療ニーズに対応していくために、多様な場で働く看護職を把握して、その全体像を俯瞰できれば、人的資源の偏在解消や労働力の円滑な移動を図りやすくなることから、未就業者を含めた全ての看護職の資格情報を管理し、効果的に活用するための体制構築は急務だとしている。
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