全国デイ・ケア協会が5月26日に公表した調査結果によると、1月と比べて4月の営業日数が半数以下だった事業所は5割を超えた。また、3月と4月の収入の差では減収した施設が全体の75%で、そのうちおよそ2割の施設が30%以上減収している。「感染予防」を理由とした利用者のキャンセルが急増していた。【吉木ちひろ】
調査は5月11-21日、同協会の会員を対象に実施。全体で137施設が回答した(ただし、設問によって回答施設数は減少)。回答施設を開設主体別に見ると、介護老人保健施設と病院が共に39.4%、診療所が21.2%。
調査では、2020年1月と4月の営業日数を比較。それによると、4月の営業日数が1月の「25-49%」と回答した施設が44.5%で最も多く、「25%未満」の8.0%と合わせると営業日数が半数未満だった施設は5割を超えた=グラフ=。
全国デイ・ケア協会の公表資料より(以下同様)
利用者が「減少した」と回答したのは73.0%の施設。減少割合は延べ人数で「10%未満」と「10-19%」が共に35.0%、「20-29%」が14.0%、「30-39%」と「40-49%」が共に6.0%、「50%以上」が4.0%だった。
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