日本慢性期医療協会は27日、4月実施の新型コロナウイルス感染症に関する緊急アンケートの集計結果を明らかにした。疑いを含むコロナ患者の入院対応については、8割以上が「対応していない」としたが、コロナ疑い以外の発熱患者は積極的に受け入れていると半数が回答した。【齋藤栄子】
調査は、日慢協の役員病院を対象に行われた。3月11日時点(回答数64病院)に続き2回目の調査となる。4月24日時点までに回答した53病院を集計した。
コロナ疑い患者を含めて、発熱患者全般への対応を聞いたところ、▽コロナ疑い患者は全て帰国者・接触者相談センターへ紹介し、それ以外の発熱患者は受診も含めて積極的に受け入れ(34.0%)▽発熱患者全般に原則として電話対応のみ(20.8%)▽コロナ疑い患者は電話対応(紹介含む)のみで、それ以外の発熱患者は受診も含めて積極的に受け入れ(18.9%)-の順に多かった。また、疑いを含むコロナ患者の入院対応については、83.0%が「対応していない」と回答した。
発熱患者全般を外来で受け入れる場合の対策については、「一般受付窓口で対応した上で、以後は車の中または別区画した待合室を設けている」が56.6%で最多。次いで、「独立した外来窓口、待合室、診療室等を設けている」(18.9%)、「外来受診に対応していない」(13.2%)などの順だった。
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