【北海道介護福祉道場 あかい花代表 菊地雅洋】
新型コロナウイルスの感染拡大が収束せず、介護や医療の現場にもさまざまな支障が出ている。従って、こういう時こそ多職種連携・協働の精神が現場で求められている。私たちが一番考えなければならないのは、「介護サービス利用者の生活がどうなるのか」ということなのだから、関係者は利用者中心の視点を忘れることなく、制約のある不便な環境の中でも何ができるのかを考える必要がある。
新型コロナウイルスに関する感染予防対策をいつまで続ける必要があるのか、全くめどが立てられない。しかし、終わりのない始まりはない。その対策が終了した後も利用者への支援は続くことから、今こそ多職種連携・協働の強化を図りながら、地域包括ケアシステムの実効性を高めていただきたい。
■「面会制限」はICT機器の活用で乗り切ろう
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